◎
上野俊一 学務課長 それでは、
台東区立中学校選択制度についてご
報告いたします。
まず、6月に行われました各
中学校での第1回
学校公開についてでございます。今年度は、6月16日から25日の間に各
学校とも3日間から5日間程度、
学校公開を実施しております。今回の
公開期間中には、7校全体で延べ約500人の
見学者がありました。
このうち見学後の
アンケートにご協力いただいた方が、192人となっております。本日、お手元にお配りしている
資料1が
アンケートの集計結果となっておりますので、ごらんいただきたいと思います。
内容は
学校公開に関する一般的な質問でございますが、問4で「他に見学をした
台東区立中学校はありますか」という問いに約半数の方が、「はい」と答えておられますので、2校以上の
学校を見学した親御さんたちが半分程度はいたということがうかがえます。
また、問6では、興味や関心を持った点について聞いておりますが、4の「生徒の様子」が79.2%、2の「授業の様子」が54.2%といった状況でございます。なお、問3、問6は、
複数回答のものでございます。
次に、
アンケートの方は終わりまして、こちらの
学校案内冊子でございます。これにつきましては、先週、議員の皆様には、ご自宅の方に郵送させていただいておりますが、
区立小学校の6年生全員にも先週お配りしております。こちらは参考までにごらんいただければと思います。
それから、今後の
中学校選択制度のスケジュールですが、
台東ケーブルテレビの
学校紹介番組が8月13日から22日まで、毎日ではございませんけれども、放映がございます。また、8月20日と21日の両日、生涯
学習センターにおきまして、
中学校の
合同説明会を行います。さらに、9月6日から26日にかけて第2回目の
学校公開が予定されております。その後、10月初旬に
学校選択票を各
保護者あてに送付するという予定となってございます。
担当といたしましては、
保護者あてのチラシや「
広報たいとう」を活用いたしましてPRに努めてまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
以上でございます。
○
委員長 それでは、ただいまの
報告について、ご質問がありましたらどうぞ。
杉山委員。
◆
杉山光男 委員 制度そのものについては、また意見がありますから別にしますけれども、
インターネット関係の設問がないですが、これは何かあるのでしょうか。
○
委員長 学務課長。
◎
上野俊一 学務課長 問3の話かと思うのですけれども、
インターネット、要するに
ホームページ上というようなことでしょうか。
○
委員長 杉山委員。
◆
杉山光男 委員 インターネットがこれだけ普及している中で、
ホームページを各
学校は持っているでしょう。そういうものを見るとか見ないとかいう話だとか、
ケーブルテレビがまるっきりないというのが、ちょっとよくわからないのですけれども、これは
ケーブルテレビで放映をされた
学校紹介を見たかどうかという話で見た人がいませんということでしょう。
ホームページを見たとか見ないとかいう設問がないから、ちょっと今、こういう社会の中では不思議だなと思って、ちょっと入れた方がいいのではないかなという意味も含めての質問です。
○
委員長 学務課長。
◎
上野俊一 学務課長 申しわけございません。私ど
もちょっとうっかりしてございまして、
台東ケーブルテレビは今度の
学校紹介番組の中で、第2回目の方は放映する予定ですけれども、第1回目の
学校公開については、
ケーブルテレビに乗せていませんので、その点でゼロというのは、当たり前のことで申しわけございません。本来でしたら、この質問に書くのはおかしかったのですけれども、申しわけないと思います。
それから、各校で
ホームページ等を独自につくられていると思うのですけれども、その中でも
学校公開について、日にち等載っているかどうかというのを、うちの方でも確認してございませんので、そのところで、その設問には省いたといいますか、
学校の
ホームページというのは載せなかったということでございます。もしかすれば、確認してみますけれども、
ホームページ上に載っていれば、それでいいかなと思うのですけれども、今後、載っていないようでしたら、また、
ホームページにそういう場合は載せるように、これから
教育委員会としても考えていきたいというふうに思っております。
○
委員長 杉山委員、いいですか。
◆
杉山光男 委員 いいです。
○
委員長 それでは、ただいまの
報告についてはご了承願います。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
委員長 次に、心の
教育新聞、
ステッカーについて、
指導室長、
報告願います。
◎
倉澤昭 指導室長 お手元に
資料として配付させていただきました
ステッカー及び心の
教育新聞についてご
報告させていただきます。
3月1日の
区民文教委員会で、
教育委員会事務局次長から
報告させていただきました
ステッカー及び心の
教育新聞でございます。こちらとこちらでございます。
(
指導室長、
資料を掲げる)
最初に
ステッカーについてでございます。この
ステッカーは、以前配付させていただきました「
下町台東の美しい
心づくり」の
リーフレットの
内容、子供に伝えよう親から大人から、そして子供に伝えたい3つの心をもとに作成したものでございます。
ステッカーを各家庭に掲示していただき、
あいさつやお手伝いなどを通して家庭でのしつけをしっかり行ってもらうとともに、大人が子供のよい手本となっていただくことを期待しております。
ここに掲載してございます
江戸しぐさにつきましては、まだ十分に広まっていない面もございますが、
下町文化の
継承発展、また
子供たちに語り継ぎたい
内容として掲載をしたところでございます。現在、各
学校で道徳の時間にこの
江戸しぐさの
内容を取り入れたり、また、8月26日には、
江戸しぐさの
語り部、
越川禮子さんを
ミレニアムホールにお招きして、
講演会を実施いたしますので、
委員の
皆様方にもぜひご参加いただければありがたいと存じます。
なお、
江戸しぐさについて、あるコンクールで中学生の作文がございましたので、
参考資料としてお手元に配付させていただきました。
ステッカーにつきましては1万部を印刷し、区内の
公立保育園、
幼稚園、
小学校、
中学校に通っております各家庭に配布したところでございます。心の
教育新聞につきましては、7万2,500部を印刷し、平成16年7月14日の朝刊とともに、
台東区民に配布いたしました。この新聞をもとに
学校や
幼稚園における心の
教育の
取り組みを理解していただくとともに、心の
教育の
意識啓発を
台東区民に対して行うことをねらいとしております。
なお、心の
教育新聞第2号は10月に、第3号は平成17年の2月に
配布予定となっております。第1号に掲載されませんでした
幼稚園、
学校は第2号、第3号において掲載されるところでございます。
心の
教育新聞の2ページをごらんいただきたいと思います。
ここに掲載してございますように、
学校関係における心の
教育の推進は、「
子どもの
心づくり委員会」を中心に推進してございます。
委員は各
学校、
幼稚園からの代表の教員で組織してございます。この
委員会は、道徳の授業の充実を中心にする部会、
あいさつ運動の推進を検討する部会、心の
教育新聞及び
ステッカーを作成する部会の3つの部会から構成されております。今後も、この3つの部会が中心となって、
学校関係における心の
教育の充実を図ってまいります。
続いて、
あいさつ運動について
報告させていただきます。
あいさつ運動は、
あいさつ運動実施校と、
あいさつ運動モデル地区の2種類がございます。合計で20校・園を指定したところでございます。
あいさつ運動モデル地区指定校として、7月16日に
桜橋中学校、7月20日に
石浜小学校において、児童・生徒の登校時間に合わせて実施されました。
あいさつ運動モデル地区として
清川地区を指定いたしましたが、
清川地区町会連合会を中心とした
清川地区連絡会により、
あいさつ運動が進められてきました。
通学路には、「
あいさつでつなごう心と心」と記された
のぼり旗が立ち並び、
PTAや町会の方々が登校する児童・
生徒たちと元気な
あいさつを交わしておりました。
今後さらに、
東浅草小学校、
石浜幼稚園においても実施される予定でございますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
以上で、
報告を終わらせていただきます。
○
委員長 ただいまの
報告について、ご質問がありましたらどうぞ。
清水委員。
◆
清水恒一郎 委員 ちょっと確認をしておきたいのですけれども、
1つ目のところですけれども、5つの
幼稚園、
小学校、
中学校、この方たちの
委員会、
子どもの
心づくりの
委員会という中で、どういう方を中心にして選んでやっているのか。また、今後、今の状況の中で、この
委員会のあり方というものは、将来いろいろ検討していくのか。始まったばかりですから、来年、ことしは10月に2回目、来年2月で3回目となるのですけれども、この辺の
委員会の
方向性というのは、どういう考えでいくのか。
○
委員長 指導室長。
◎
倉澤昭 指導室長 この
委員会のメンバーは、大体各
学校の
道徳主任が中心でございます。これに、各
委員会のトップに
幼稚園長の代表、
小学校長の代表、
中学校長の代表が入ってございます。それぞれの部会で、道徳の授業を中心に各
学校で取り組んだ
内容を
報告、
意見交換をいたします。また、
あいさつ運動については、各
学校の
指定校がございますので、これについて
報告をお互いに、よりいい
あいさつ運動というのでしょうか、積極的に取り組めるような各校の工夫について
話し合いを行います。
新聞につきましては、各
学校でこうした記事を、各
学校の校長の許可された
内容でこれが届けられて、それをただ校正する
担当が
ステッカー、
新聞づくり委員会ということでございまして、特にこの
内容や方向を、この
委員会で検討するということではございません。
○
委員長 清水委員。
◆
清水恒一郎 委員 これは、家庭のいわゆるお父さん、
お母さんたちは、そういったものはこの中には入れないというか、
学校側からの発信というとらえ方でいいですか。
○
委員長 指導室長。
◎
倉澤昭 指導室長 この心の
教育新聞につきましては、あくまでも
学校側から区民、それから家庭に
学校の現状、
幼稚園の
取り組みの
内容をお知らせするものでございますので、特にこの
内容に
保護者が入ることはございません。
○
委員長 よろしいですか。ほかに。
水島委員。
◆
水島道徳 委員 この
ステッカーですけれども、
あいさつをしよう、「オ・ア・シ・ス」。これはすごく、「おはよう」「ありがとう」「失礼します」「すみません」大変すがすがしく、いいかなというふうに思うのですが、自分のことは自分でやろうという
部分の中に、「
トイレのそうじは、
家族交代でやろう」それも一つの考え方かなと思うんですけれども、これはどういう基準で文言を選んだのか、ちょっと教えていただきたいんですが。
○
委員長 指導室長。
◎
倉澤昭 指導室長 基準というのは特にございませんけれども、まず、身近にできることから自分でやることをしっかりやっていこうということで、この
リーフレットに基づいたものでございます。
内容につきましては、先日もある
PTAの
保護者にお話をしましたところ、「自分の茶碗は自分で洗おう」ということにつきまして、今はもう
食器洗浄機が全部入ってしまっているので、これを取りかえてほしいとか、自分の茶碗を自分で洗おうと、そうすると水代がふえてしまうから、これも取りかえてほしいとか、そういうご意見もございました。
トイレの掃除は
家族交代でやろうというのは、ここに載っている
内容はそれぞれ各家庭でいろいろ
話し合いの材料にしていただければ一番いいなというふうに思っているところでございます。
トイレ掃除の分でございますけれども、
公衆トイレあるいは
学校の
トイレにおきましても、今、現状は流さないで行ってしまったり、汚したままで行ってしまう。だれかが片づける。だれかではなくて、結局
学校の先生とか、そういった人がきちんとしているわけですね。各家庭でも、そういったことをだれかがやるのではなくて、きちんと自分で始末するものは、自分で始末するようなしつけが家庭でできていれば、
公衆トイレの
使い方もきちんと
学校でのお手洗いの
使い方も、自分で行ったものは自分できっちりできるだろうと。
そういうようなことで、もろもろのものがさらにたくさんあったわけでございますが、その中から一番簡単にできるもので、また生活に一番密着したものというところで、この3つが挙がってきたところでございます。
○
委員長 よろしいですか。
水島委員。
◆
水島道徳 委員 例の
食器洗い機の件も、私も現場にいたからよくわかっていたのですけれども、その時点で私はこの
トイレ掃除については、手を挙げて発言する勇気がなくて、女性が多いと、そんなことを言うと、やっぱり男性がという。
ただ、なぜそれを言うかというと、これは家族の中の決め事だと思うんですよね。これに載ってしまうとある程度、強制力はないとしても、これが文言として載ってしまうと、今の説明を聞けば非常によくわかりやすいんですよ、すごくわかりやすい。
ただ、この
トイレ掃除を家族で交代をやるとなると、では、まさに3世代で住んでいる方は、おじいちゃん、おばあちゃんを初め、長老であるおじいちゃんにも
トイレ掃除を、お孫さんが、何でおじいちゃんはやらないのみたいなそういう話の展開にもなって、変な誤解をされるような文言であったのかなというふうに僕は指摘をしたい。
特に、なぜそれを言うかというと、こういう議会の中でも、こういう
教育とか家庭の中の話は、なかなか我々が発言するのは難しい
部分もありますから、そういう意味では、行政側が今回こういうことを出すというのは、僕は素晴らしいことだと思うんですよね。
だけども、そのことに関して、職員の方もじっくり精査しながらやっていただかないと、誤解を生じるようなものも含めて、
教育長は何か
トイレ掃除は奥さんと協力してやられているということで、大変素晴らしいなと思うんですけれども、残念ながら、私はこれを張られてしまうと、うちの女房から締めつけが厳しくなるのかなという
部分もあります。下の方に、家族で役割分担をしようという
部分で救われている
部分もあるんですけれども、そういうことに関しては、
教育委員会の方では、一歩踏み込んだ
部分では非常に評価しますけれども、やはり
教育委員会の中で、一歩踏み込む中でも、どういう文言があるかということを慎重に審査をして、広く聞きながらやっていただきたいとちょっと要望をしておきます。
○
委員長 よろしいですね。
太田
委員。
◆太田雅久
委員 あいさつ運動の中ですけれども、これを推進していくということですが、今後、具体的にどういうふうにするのかという、そういう案みたいなものはございますでしょうか。
○
委員長 指導室長。
◎
倉澤昭 指導室長 各
学校・園におきましては、今回20校の
あいさつモデル
学校を指定しましたので、この
取り組みを各
学校に広めて、こういったことならばすぐにできると、地域や
保護者と一緒にやっていけるなというのを広めていきたい。そして、全小・中・
幼稚園で同じような
あいさつ運動を今後展開することを、まず
学校関係では期待してございます。
それから、地域につきましては、生涯学習課の方でお答えします。
○
委員長 生涯
学習推進担当部長。
◎光安孝志 生涯
学習推進担当部長 地域における
あいさつ運動でございますけれども、モデル地区になりました清川地域におきまして、1つの
中学校、2つの
小学校、1つの
幼稚園、計4校・園を中心にここの
生徒たちの登下校時において、特に
通学路に面する地域の
皆様方を中心に
あいさつをしていただこうというふうに考えてございます。
○
委員長 太田
委員。
◆太田雅久
委員 私もそういう提言をしようと思ったことですが、今現状ですが、実際に見ているのは地域の
通学路の方が、必ず掃除をしながら、毎朝登下校時も
子供たちとふれあっているのを見て非常にいいなと思って、
あいさつして元気のない子は、その子を見て、
学校に連絡をしてくれたりする。そんな人がいる。
ここから先は行政の方から行動することではないかもしれませんが、そういう指導はできると思いますので、まさしくこの
江戸しぐさ、江戸時代であった地域で
子供たちを育てるという、それに沿った素晴らしいあれだと思いますので、それを提案させていただくというよりは、要望しておきますので、お願いします。
○
委員長 せっかく素晴らしいこういう
ステッカーをつくっていただいて、細かい点ではいろいろとご不満もあると思いますけれども、今回は水に流していただいて。
ただいまの
報告については、ご了承願います。よろしいですね。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
委員長 次に、
外郭団体の
経営状況について
報告を聴取したいと思います。
財団法人台東区
芸術文化財団の
経営状況について、菅谷副参事、
報告願います。
◎菅谷孝夫
教育委員会事務局副参事 それでは、平成15年度台東区
芸術文化財団の事業
報告及び収支決算についてご
報告申し上げます。
オレンジ色の本編でご
報告すべきでございますが、時間の関係もございますので、A4判の概要版をつくってございますので、そちらの方で
報告をさせていただきます。
財団の事業実施に当たりましては、入館者や参加者の皆様が満足を得られるような企画を行うとともに、より一層効率、効果的な運営に努めていたところでございます。各種事業は、芸術文化に関する事業から、6つの柱に整理し計画的に実施をいたしました。
まず、1番目の芸術文化に関する事業でございますが、施設特別展といたしまして、一葉記念館では、「一葉の見た明治の東京」、書道博物館では「江戸の美術」を開催。また、朝倉彫塑館、下町風俗
資料館、奏楽堂ともそれぞれ特性を生かした特別展を開催いたしました。
次に、第14回奏楽堂、日本歌曲コンクールでございますが、著名な音楽家による審査等で高い評価を得ております。応募も全国からあり、財団最大の事業となっております。
次に、2番目の区民文化に関する事業でございますが、文化コンサートを奏楽堂で日曜日48回、木曜日に12回、計60回。また、奏楽堂でのデビューコンサートを10回開催し、毎回楽しみにしている方が多くおられます。浅草芸能大賞でございますが、大賞には桂歌丸さん、奨励賞には松井誠さん、新人賞には中村獅童さんが今回は受賞されました。
浅草ジャズコンテストは、アマチュアを外した結果、大変レベルも上がっており、これもやはり全国から応募が大変ございます。時間が長い関係上、
関係者が飲食をしたりおみやげを買ったりと地元への効果も多少見られるようになっております。
次に、邦楽教室−和の音たいとうは、東京芸術大学や地元の和楽器の製作者とともに、邦楽の魅力を4部構成で行ったものでございます。特に、和楽器に触れたことがなかった生徒がステージで演奏できたことが、感動的でございました。
この事業に関しましては、台東区でしかできない事業かなというふうに思っております。
次に、3番目のスポーツ文化に関する事業でございますが、例年どおり、区民スポーツ教室、区民ゴルフ大会を実施いたしました。桜橋わんぱくトライアスロンは児童が一生懸命やる姿を両親や兄弟などが一生懸命応援する姿を見ていると、いい触れ合いの場の提供ができたかなというふうに思っております。
次に、4番目の芸術・文化・スポーツ施設管理に関する事業でございますが、浅草公会堂を初めといたしまして、12施設の管理運営を行っております。利用状況は決算書に、本編に記載したとおりでございますので、後ほどごらんいただければと思っております。
次に5番目の芸術・文化・スポーツの調査、情報収集及び提供に関する事業でございますが、特別展、コンサート等、新聞、雑誌、
ホームページ等を活用して情報の提供を行っております。また、お客様に
アンケートを行い、お客様のニーズ等を収集しております。
次に、6番目のその他目的達成に必要な事業でございますが、寄付をいただいた方にブロンズの贈呈を行ったり、民間団体の後援事業を12件、共催事業1件を実施いたしました。
なお、実施状況その他については、本編の方をごらんいただければと思います。
以上で平成15年度の事業
報告を終わります。
裏面をごらんいただければと思います。
総括表に基づきまして説明をいたします。大科目ごとに説明いたします。表の右端の決算額と差異をごらんいただければと思います。
まず、収入でございますが、科目1の基本財産運用収入でございますが、決算額30万2,611円となっております。収入の
内容は、基本財産の運用による預金利子収入でございます。この年、一部国債に切りかえたことにより、予算現額に対して29万7,611円の増となってございます。
2番目の事業収入でございますが、決算額6億3,608万9,300円となっております。収入の内訳は、区からの施設管理委託費と自主事業収入でございます。
3番目の補助金収入でございますが、6億7,764万6,000円になっております。
内容につきましては、人件費と財団事務局の運営にかかる補助金でございます。
次に、5番目の寄付金収入でございますが、163万1,000円となってございます。これは、財団法人大河内記念会からのものでございます。
科目6の雑収入でございますが、52万7,120円となっております。予算現額に対して30万3,120円の増となっております。これは、写真掲載等の掲載料等でございます。
以上、当期収入合計13億1,619万6,031円となり、これに前期の繰越額2,000万円を加え、収入合計といたしましては、13億3,619万6,031円となっております。予算現額に対しまして539万31円の増となっております。
次に支出の部でございますが、科目1の芸術文化事業費でございますが、1の公会堂事業費から9の書道博物館事業費までは、これは区から委託された施設の管理の委託経費でございます。また、10番目の自主事業費は各施設の特別展や邦楽教室―和の音たいとう等など自主事業等に要した経費でございます。決算額6億5,765万9,112円となっております。
科目2管理費でございますが、決算額5億8,420万2,898円となっております。
内容は、職員の給与・手当及び管理経費でございます。予算額に対して4,900万5,102円の減となっております。
科目4積立預金支出でございますが、自主財源確保のため300万円の金額を積み立てました。予備費でございますが、消費税の納税に変更が生じたため、管理費に流用いたしました。
以上、支出の部、当期支出合計12億4,486万2,010円でございます。
収入合計と支出合計の差、9,133万4,021円となり、このうち7,133万4,021円を区に返納し、2,000万円を次期繰り越しといたしました。
また、今年度の事業実施に当たりましても、さらに効率的、効果的なより一層の区民サービスの向上に努めてまいるつもりでございます。
なお、事業
報告及び収支決算につきましては、去る6月1日の理事会評議員会において、ご承認をいただいたものでございます。
以上で
報告を終わります。
○
委員長 ただいまの
報告について、ご質問がありましたらどうぞ。
副
委員長。
◆中山寛進 副
委員長 数字的なところは、企画総務
委員会でやられるということですけれども、スポーツ事業に関しては、これはこれでいいと思うんですけれども、芸術文化に関する事業についてなんですけれども、我々よく区議会の中でも一般質問やこういう
委員会の中で、縦割りの中でもっと横の連携をしてくれというような話が出るんですけれども、今回の一つ一つを見ていくと、すごく観光に関する事業、または観光と直結するような事業というものが、かなりあるわけですね。今回の朝倉彫塑館もそうですし、施設特別展が大体みんな、基本的には観光と直結しているということなんですけれども、直結しているというふうに思うんですけれども、何か具体的に観光課やまたは広報課との
取り組み、または地元の町の商業者との
取り組み、何か具体的なことがあれば。
○
委員長 菅谷副参事。
◎菅谷孝夫
教育委員会事務局副参事 各私どもの事業実施につきましては、観光課、広報課等に当然情報は入れるとともに、それから上野、浅草観光連盟とか、そういったところと、関係している事業につきましては必ず連携をとりながら、実施をしていくようにしております。当然、ポスターとか、それからチラシ、場合によっては入場券の販売とか、そういったものもお手伝いをしていただくなり、ご協力していただくなりという形をとっておりますし、また、
アンケート等をとりまして、区民の方が大変少ないという結果が出ましたものですから、それと、先ほどちょっとお話し申し上げましたように、事業に参加する方がかなり観光なり、産業なり、おみやげを買ったり、見て回ったりという、そういうような状況も出ておりますので、その辺も視野に入れながら、これから私どもの広報活動、PR活動もしていければなというふうに思っています。
○
委員長 副
委員長。
◆中山寛進 副
委員長 一つだけちょっと確認ですけれども、今の具体的なところで、ポスターとかパンフレットとか具体的なことをやられているということですけれども、今、
ホームページのお話が出ませんでしたが、大体観光なら、観光課に大体アクセスすれば、これは必ず出てくるということで、判断してよろしいですかね。
○
委員長 菅谷副参事。
◎菅谷孝夫
教育委員会事務局副参事 台東区の
ホームページを立ち上げていただいて、財団でも、それから朝倉彫塑館でも、行っていただければそのままリンクするような形にはなってございます。
○
委員長 副
委員長。
◆中山寛進 副
委員長 そういう形でタイアップしてやってもらっていればいいのですけれども、何かもっともっと具体的にどんどんやっていっていいんじゃないかなというのは、一つは朝倉彫塑館とか下町風俗
資料館の中で館長さんっていらっしゃるわけですよね。館長さんが、そこの館の中の説明ってできるんですよね。完全に、完璧に。
○
委員長 菅谷副参事。
◎菅谷孝夫
教育委員会事務局副参事 大変答えにくい質問でございますけれども、努力して、皆様から説明を求められれば、求められなくても、状況を見ながらやっていけると思います。
○
委員長 副
委員長。
◆中山寛進 副
委員長 何が言いたいかというと、私もこの前、台北の方へ行ってきまして、故宮博物館を見たんですけれども、やはり説明者によって見え方というのが全然違ってくるんですね。また行きたいとか、また、なるほどなとか。それだけ見ていれば、何がいいのか何が悪いのかわからないんですけれども、やはりその中でストーリーが組まれているということが、一ついろいろわかったのですけれども、やはり一日の中で、2回なり3回なり、こういう形で説明者が必ず館内の順路を回って、重立ったところを1時間の順路で説明するとか、そういう努力目標があってもいいと思うんですね。これまで何年も何年もやっているわけですから、ある程度、その間、その間で年間の人数というのが出てくると思うんですよ。館長さんに、ある意味では、努力目標とか目標を出してもらって、どういう努力をして、この目標を達成するのかというようなのを一つ出してもらう必要があるんじゃないかな。それで、我々議会でももっと議論する必要があるんじゃないかなと。我々一つ一つ、館によって、これまでやられていたのですけれども、余りそのところに話が入らなかったんですけれども、一つ一つの館にちょっと入っていって、どういう努力目標を持って、目標設定をされて、どういう努力をされるのかということで、一つ一つ出していただけたらなというふうに思うし、また、我々に出さなくても、実際にそちらの方で精査してもらいたいなというところはあるんですけれども、そういう努力目標とか、または来館人数の目標設定ということで、そういうことはされているのですか。
○
委員長 副参事。
◎菅谷孝夫
教育委員会事務局副参事 館によって多少差異があるのですけれども、下町風俗
資料館とかそれから朝倉彫塑館とか、そういったところでは、専門
委員とは言えないのですけれども、
担当者がついて説明をするというふうな形にはなってございます。
それから、書道博物館等におきましては、案内というのはないのですけれども、ただ、作品とかそういったものについてわかりやすく読んでいただいて、わかりやすくなるような方向での表示の仕方をさせていただいております。
○
委員長 副
委員長。
◆中山寛進 副
委員長 私は館長さんでいいと思うんですよ。館長さんまたは職員が1人か2人いらっしゃると思うんでね。その人たちが完璧にマスターしておけばいいわけでしょう。そのときに勉強すればいいわけですから。深く突っ込まれたときには、それはそれなりの回答というのがあると思うんですけれども、それはその人たちで回していけばいいと思うんですよね。1時間なら1時間、この時間とこの時間は説明者が説明しますよというのをちゃんと広報しておけばいいわけですから、来たときにちゃんと説明してあげるということがやっぱり重要だし、またそれがリピーターにつながっていくわけだし、やっぱり館長さんもそれは努力するべきだと思いますよ。ただ座っていたり、ただ何をしているかわからないというのじゃなくて、やっていると思いますよ。笑われているけれども、我々はやっていると思いますよ。やっていると思うけれども、ちゃんと目標設定をしっかり、このくらいの人員は、必ずお客さんを呼ぶという目標を立ててもらって、その達成するための目標・努力ということをぜひしてもらうということが、今後やはり必要なんじゃないですか。
いかがですか。
○
委員長 副参事。
◎菅谷孝夫
教育委員会事務局副参事 副
委員長が言われるような形で、なるべく努力いたします。
○
委員長 副
委員長。
◆中山寛進 副
委員長 ぜひ努力してもらいたいと同時に、他区と比較すると、実際台東区ほどこれだけ盛りだくさんのものがある区というのは少ないんです。盛りだくさんがあるから何か勝手に人が来てくれるというような意識というのがあると思うんですよね。だから一つ一つの館がもっと努力目標を出して、ちゃんとやっていくということが必要だと思います。ぜひ他区と比較してください。他区と比較して、他区はどういう努力をされているかということを、盛りだくさんにないにもかかわらず、いろいろな努力をされていると思いますよ。池波正太郎記念文庫なんてあるところはなかなかないわけですし、今回の一葉記念館もないわけですし、そういう一つ一つの館をぜひ精査していただいて、我々議会にもぜひ目標設定と目標努力を出していただきたいなと。議論したいなというふうに思いますので、ぜひよろしくお願いします。
○
委員長 では決意を
教育委員長から、一言。やるということを。
(「
教育委員長はいないよ」と呼ぶ者有り)
では、
教育長から。
◎隈部孟
教育長 大変貴重なご意見をいただきました。
努力目標というのは、ご存じだと思うのですけれども、平成18年、19年に指定管理者制度を導入しなければならない。そういう面では、財団も相当な努力をして目標を掲げて、場合によっては民間と競争しなければならない、そういう事態も出てきますので、十分そのことは踏まえて、検討させていただきたいと、そう思っています。
それから、ぜひ先生方も、それぞれの館を見ていただきたい。特に書道博物館は国宝級の作品がたくさんあるのですけれども、なかなか見ていただけない。大変残念に思っております。ぜひ見ていただいて、説明員も大変専門的なものがいますし、聞けば相当感動されるんではないかと。特に、印とか4,000年も前の作品が置いてありますし、ぜひ見ていただきたいと思います。
○
委員長 今、故宮博物館の話が出ましたけれども、説明者と来館者との呼吸が合うと大変すばらしいと。ぜひあれしていただいて。
金田委員。
◆
金田功 委員 つまらない質問なんだけれども、まだ時間があるから。
手型顕彰だけど、最近、浅草公会堂の前を見ていると、場所がかなり少なくなってきたということでもって、あと何カ所ぐらいできるのか。また、そこがふさがってしまったらどうなるのか。やめるのか、その辺はどうですか。
(「それは観光課の事業」「産業建設
委員会の方だよ」と呼ぶ者あり。)
◆
金田功 委員 浅草芸能大賞と同じときにやっているから、ここかなと思って質問したんだけれども、関係なければいい。そこで聞く。いいでしょう。
○
委員長 杉山委員。
◆
杉山光男 委員 幼保一元化の法整備の準備が進んでいるようで、何かきょうあたり、中間
報告が出るというようなテレビ報道もあったんですが、何か情報を持っていますか。
(「まだその他じゃないよ」と呼ぶ者あり。)
(発言する者多し)
○
委員長 とりあえず、ただいまの
報告についてご質問がなければ、ご了承いただきたいと思います。
理事者からの
報告は以上であります。
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○
委員長 以上で、本日予定されたものはすべて終了いたしました。
その他ご発言がありましたらどうぞ。
杉山委員どうぞ。
(「もう一回言うの」「いや、いいよ」と呼ぶ者あり)
○
委員長 では副参事。
◎森眞理
教育委員会事務局副参事 幼保の関係につきましては、就学前総合施設という位置づけで国の方で議論を1月、2月からしてきております。それぞれ文部科学省、厚生労働省の幼児
教育部会、児童部会で検討してきた双方を、5月21日からそれぞれの部会の合同部会という形で議論が進んでいるということでございます。5月に1回、6月に1回で本日の3時から3回目の合同部会が開催されるというふうに聞いております。5月21日の議事録は既に
ホームページ上で公開されておりまして、それを読む限りでは、7月中には中間のまとめをしたいということでございますので、本日、午後予定されている合同部会で一定の方向が示されるのではないかというふうに考えております。
○
委員長 よろしいですか。
それでは、これをもちまして、案件、
特定事件についての審議は終了いたしました。
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○
委員長 なお、ことしの夏はもうすごい猛暑ということで、各
委員におかれましても、
理事者におかれましても、健康に留意されてこの夏を乗り切っていただきたいと思います。
それでは、これをもって
区民文教委員会を閉会いたします。
どうもありがとうございました。
午前10時53分閉会...